
飲食業経験が通算10年以上あるASUKAです。
食べたい料理があると、そこで働きまかないで食いつないでいた時期もあります。
なんやかんやで、飲食業経験が一番ながいですが、ライターを始めてみて思いました。
飲食業は、かなりのブラック職場であるということです。
それでも飲食業で働きたい理由の1つに、家で料理を作るのが得意という人もいます。
家で作る料理が得意な人は、飲食業に向いているのでしょうか。
結論から言えば、飲食業に向く人もいれば向かない人もいます。
本記事では、実際に飲食業経験のある私が、飲食業と家庭料理の違いについて3つ書かせていただきます。
これから、飲食業で働いてみたいという人の参考になれば幸いです。
目次
飲食業が家庭料理と違う部分その1 労働時間が長い
飲食業が家庭料理と違う部分の1つ目は、労働時間が長いことです。
提供する食事の種類によっては、短い時間でパートとして働ける場所もあります。
例えば社員が主な料理を作成し、パートやアルバイトが盛り付けると言った感じです。
逆い言えば、主な料理を作成する社員は、パートやアルバイトよりも早い時間からの出勤が必要です。
飲食業によっては、パートやアルバイトが長時間労働をすることもありますので、一概には言えません。
では、家庭料理ではどうでしょうか。
家庭料理でも長時間かかるものもありますが、家族の人数とお客様の人数では雲泥の差があります。
料理をする際に拘束される時間があるのは同じですが、家庭料理よりも飲食業の方が長くなるのは仕方ありません。
飲食業が家庭料理と違う部分その2 売れ残ったものは廃棄処分
飲食業が家庭料理と違う部分の2つ目は、その日に売れ残った食材は廃棄処分だということです。
料理の種類によっては、日持ちするものがありますので一概には言えませんが、飲食業の場合消費期限と賞味期限は厳しくチェックします。
ひと昔前の飲食業であれば、残り物はスタッフが持って帰っていましたが、最近では衛生面が厳しくなったため、期限が切れたものはすべて廃棄します。
もし許可なく持って帰った場合は、窃盗罪が適用されることもあります。
また、どうしてももったいないという場合には、許可が必要ですが職場で食べることまでは許されています。
これは料理人が味見をするというのと同じ感覚です。
では、家庭料理ではどうでしょうか。
家にある料理や食材で賞味期限や消費期限を気にする人はいますが、過ぎていたからと言ってすぐに捨てる人は少ないです。
食べられるかどうか確認をしてから、どうしても無理な場合のみ廃棄しませんか。
飲食業が家庭料理と違う部分その3 1品作って終わりではない
飲食業が家庭料理と違う部分の3つ目は、料理を1品作って終わりではありません。
これは飲食業を考えてみれば当たり前の話です。
お客様に料理を提供し、その対価として料金をいただくのが飲食業です。
つまり、お客様の人数分料理を作って提供しなければいけません。
定食屋などでは、複数の料理を同時に作ることもありますし、分業制になっているイタリア料理やフランス料理でも、同じメニューを何皿も作成します。
1つの料理を時間をかけて丁寧に作るという飲食店もありますが、ほとんどの場合は時間との戦いです。
決められた時間にお客様分の料理を作っていくため、戦場さながらの忙しさになることも珍しくありません。
家庭料理の場合は、複数の料理を作成することもあれば、昨日の残りものを温めて食べることもあります。
それでも家族分の量ですから、鼻歌交じりで準備できませんか。
まとめ
いかがでしたか。
飲食業が家庭料理と違う部分について3つ書かせていただきました。
私自身、飲食業で働いている頃、家庭料理が得意だという人は結構いました。
しかし、作る量の多さと労働時間の時間厳しさに耐え切れず、辞めていった人も多いです。
さらに時間帯によっては、ある程度のスピードも必須条件になります。
経験が浅いと、そのスピードについていけないという人もいました。
そういった意味では、飲食業はブラックな職場であると言えます。
ブラックではありますが、その分、一生ものの技術を習得することも可能です。
考えてみてください。
テレビなどでおいしそうな料理を見た際、そのお店に行かなくても自分で作ることができます。
もちろん、味付けや盛り付けなど違う部分はありますが、しょせんは食事です。
最終的に自分が満足のいくものを食べることができれば、それで良いのではないでしょうか。
本記事が、これから飲食業で働きたい人の参考になれば嬉しいです。
それでは、「ブラック職業の1つ飲食業! 家庭料理が好きなだけでは困難」の記事をここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
<スポンサーリンク>
