
若い頃からこらえ性がないと言われ続け、成人してからは転職癖が治らないままライターになったASUKAです。
ライターになった今でも気に入らない仕事は断りますので、にたようなものかもしれません。
そんな私なので転職回数が多かったこともあり、その度に理由を考えるのが大変でした。
よく使っていた理由の1つに、「やりがい」があります。
「やりがい」という言葉は、転職先に対して「こっちはやる気で来てるんだから、採用当たり前でお願いします」という雰囲気を出すことも可能です。
ところが一歩間違うと、採用どころかなかなか転職先が決まらないドツボにハマることもあります。
本記事では、「やりがい」の使い方について、私の経験も踏まえながら説明させていただきます。
現在、なかなか転職が決まらないという方は、本記事を参考にしてみませんか。
目次
「やりがい」という転職理由が有利になる場合
会社の社風にマッチしている
「やりがい」という転職理由が有利になる場合があります。
それは、転職先の社風とマッチしていることです。
ほとんどの企業面接官は、その人のやる気を見ます。
最初からやる気のなさそうな人は、その時点でマイナスになります。
ところが、場合によってはマイナスにならないこともあります。
例えば、ビール会社の面接に行ったとします。
そこのビールは、日本で有名なメーカーです。
集団面接で1人だけやる気のなさそうな人がおり、面接官達は全会一致で不採用のつもりにしていました。
ところが、最後の質問になった時、やる気のなさそうな人が口を開きます。
「仕事終わってお風呂に入り、こちらのビールを飲んでプハッとするのが幸せなんですよね」
面接官の立場としてはどうでしょうか。
「いまさら何を言ってる?」
そう思われる場合もありますが、きっと面接官はこう思うはずです。
「わが社のビールを飲んで幸せを感じられる人ならば、この仕事にやりがいをもって働いてくれるに違いない」
上記の話は多少アレンジしていますが、実際の面接であった話です。
つまり、「やりがい」を有利に働かせる場合は、面接先の仕事内容を把握しておく必要があります。
「やりがい」という転職理由が不利になる場合
履歴書や職務経歴書の内容次第
「やりがい」という転職理由が有利になる こともあれば、不利になることも当然あります。
それは転職回数や職務経歴書の内容が薄っぺらいことです。
例えば、履歴書に転職回数が二桁以上ある人と1つか2つの人では、どちらが「やりがい」をもって仕事に向き合ってきたと思われるでしょうか。
一般的に転職回数は、数回が限度と言われています。
さすがに転職回数二桁の人が、「やりがい」を前面に出しても説得力がありません。
実際、私の経験から言うと、数年単位の在職経験があれば「やりがい」を前面の出しても良いですが、そうでない場合は不利に働きますのでやめておきましょう。
また、職務経歴書についてはもっとシビアで、ある程度の役職経験がある場合を除き、年単位できちんとした経験がないと「やりがい」は不利な方向に働きますので書く際は十分に気を付けましょう。
中途半端な経歴の場合は、職務経歴書を書かず「人に誇れるほどの経歴がありませんのでこれから作ります」とやる気を見せた方が、面接の際有利に働きます。
「やりがい」という転職理由がそこまで影響しない場合
人手不足の会社
「やりがい」という転職理由が そこまで影響しないこともあります。
それは今すぐにでも人材が欲しい会社です。
余程変な人でない限り、住所と名前がきちんとしていれば採用されます。
採用に加えて、翌日やその日から来てほしいと言われることもあります。
仕事が欲しいと思う人には渡りに船です。
ところが、すぐに採用を決める会社の場合、とんでもないブラック企業である可能性もゼロではありません。
面接の時に優しそうだった採用担当者が、入社したとたん変貌し鬼の上司になることも珍しくありません。
辞めようとしてもなかなか辞めさせてくれないブラック企業に入ってしまうと、いろいろと大変です。
面接回数を増やしていくと、ブラック企業かどうかの見分けもつくようになってきますが、初めて働く職場がそうだと大変なことになります。
自分がブラック企業で働いていると感じた時は、親しい友人に客観的に判断してもらうなどの対処をしましょう。
親に相談すると世代の違いで、根性なしとののしられることもありますので、兄弟姉妹・友人がおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。
「やりがい」が有利に働く場合と不利に働く場合について書かせていただきました。
どちらでもない意場合は、本当に体調面で危険なこともありますので注意が必要です。
転職をする際には、給与面が最初に来る場合が多いです。
しかし、本当に「やりがい」を求めているのであれば、給与のことは考えないのも選択肢の1つです。
人生の半分以上は仕事時間と言われています。
その時間をどう使うかは、人それぞれですので一概には言えませんが、働くことで幸せを感じることができればそれがベストなのではないでしょうか。
本記事を読んで、少しでも転職の足しになれば幸いです。
それでは、「やりがいは転職理由になるか? 転職回数二桁のライターが説明」の記事をここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
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