
転職回数だけはかなりのものだと自画自賛できるASUKAです。
うまくいった転職もあれば、失敗したことも多いです。
そうは言っても最終的には退職していますので、ある意味すべて失敗と言われることも少なくありません。
ずっと続けたいけれど、家庭の都合で辞めざるを得ないこともありますので、一概には言えないところですね。
そんな転職ですが、会社によっては結果を待つまでもなくその場で採用が決まることも珍しくありません。
その際に言われることとして「いつから働けますか?」という質問です。
普通に考えれば、面接で良好な関係をつくれた証拠ですので、そのまま働いても全く問題ありません。
しかし、この質問をする際、面接官には隠れた意図がある場合もあります。
本記事では、面接官に「転職後いつから働けますか?」と聞かれた際の意図について書かせていただきます。
本当に採用されたのか実感がわかない人や、つい人の言葉の裏を勘ぐってしまう人は、本記事を参考にしてみませんか。
目次
「転職後いつから働けますか?」に隠れた面接官の意図 その1
人手不足だからできるだけ早く来てほしい
「転職後いつから働けますか?」に隠れた面接官の意図の1つ目は、人手不足だからできるだけ早く来てほしいということです。
世の中には、信じられないくらい低人数で動かしている会社があります。
そういう会社は、常にすべての社員が限界近くまで働いていないと運営が成り立たないということも珍しくありません。
大抵の面接官は、会社の表向きな商会や聞かれた質問に答えます。
しかし、会社の運営そのものは、実際に入社してみないとわかりません。
「一刻も早く入社してほしい」と面接官が言うくらい追い詰められている会社は、少しでも早く良い人材が欲しいということもありますが、ブラック企業である可能性もゼロではありません。
大切なのは、その場で採用が決まったのですから、とりあえず職場を見学させてもらうことです。
自分が働く職場ですので、「ここなら長く続けられそう」と感じたら、ひとまず働いてみるのも悪くありません。
特に人間関係は重要です。
初対面であまり相性が良くないと感じた人は、入社後もあまり仲良くなれないことが多いです。
もちろん、人の良いところを見ることができる人であれば、多少気になっても仲良くできますが、人見知りしやすい人は要注意です。
また、人手不足で常に動いている人や、ピリピリした顔をしている人がいる会社は、入社する前に少し検討してみましょう。
「転職後いつから働けますか?」に隠れた面接官の意図 その2
前職をきちんと退職できるかどうか
「転職後いつから働けますか?」に隠れた面接官の意図の2つ目は、前職をきちんと退職できるかどうかです。
この場合、退職後に職探しをする人には当てはまりません。
在職中から転職先を探している場合です。
理由としては単純で、前職から引き留めに合うか合わないかということです。
こちらも職場によりますが、転職活動を応援していながら、いざ決まって辞める際、なかなか退職させてくれないということがあります。
転職前に円満退職で準備していたのに、寸前で大きなプロジェクトを任されて、辞めるにやめられないということもあります。
前職的には辞めてもらいたくないという気持ちの表れですが、一度冷めた気持ちのまま続けても、良い結果になりません。
そもそも、前職に不満が多かれ少なかれあるから転職するのですから、引きとめられては本末転倒です。
新しい職場の面接官としては、前職よりも良い条件で採用していますので、いざこざは持ち込んでほしくありません。
逆にいざこざを起こしてしまうような人であれば、採用してもおなじことが起こる可能性もあります。
節目節目をきちんと対応できる人は、転職先も安心して採用できます。
「転職後いつから働けますか?」に隠れた面接官の意図 その3
会社の事務的な手続きの都合
「転職後いつから働けますか?」に隠れた面接官の意図の3つ目は、会社の事務的な手続きの都合です。
職場と言うのは、従業員からすれば出勤する場所です。
しかし、会社としては試用期間や社会保険の手続きなど、期間を決めて行わなければいけないことがあります。
また、転職先の職場が未経験であれば、短い期間でも研修を行わなければいけません。
「ただ出勤して数ヶ月経ったら社会保険を作ってもらえた」と感じるスタッフもいますが、その水面下では各種手続きがいろいろとあります。
早い話、転職してくる人の都合ではなく、会社の都合で「転職後いつから働けますか?」と聞いてきます。
面接官が特に忙しそうな様子もなく、体調も良さそうであれば、会社の福利厚生が充実している可能性もあります。
逆に「いつくらいに入社すれば都合が良いですか?」と聞いてみるのも、面接官の印象を良くする場合があります。
面接官と言えど、その職場で働き始めれば同僚です。
良い印象を与えておいて損はありません。
まとめ
いかがでしたか。
「転職後いつから働けますか?」に隠れた面接官の意図について書かせていただきました。
転職回数が多いだけではなく、職場によってはいつの間にか古株になり面接を担当したこともあります。
不思議なもので、面接を受ける場合と対応する場合とでは、目線が全く違います。
面接を受ける際は、どうすれば良い印象を与えられるかということが主になりますが、面接官の場合はどこを生かせば会社に役立つのかということを考えなければいけません。
つまり、良いとこアピールをして実際には何もできない人よりも、「この仕事ならこれくらいできるかもしれない」という目安が重要になります。
残念ながら人によって目安は違いますので、規定に満たないと感じたら採用するわけにはいかなくなります。
お祈りメールと呼ばれるものを送るのは、「うちの職場では無理だったけれど、他の場所ではできる可能性がありますよ」という考え方からです。
もちろん、最終的な判断は面接官の場合もあれば、上司や社長と言うこともあります。
どこでどうなるのかわからないのが転職です。
採用が決まって「いつから働けますか?」と聞かれても戸惑わないように、人生の余裕を持って臨みたいですね。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
それでは、「「転職後いつから働けますか?」 面接官の隠れた意図」の記事をここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
また、次回の記事でお会いしましょう。
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