
職業自営業で職種フリーライターのASUKAです。
一般的に「職業は何ですか?」と聞かれることはあっても、「職種は何ですか?」と聞かれることは少ない気がします。
正確には、フリーライターと言うのは職種なのですが、面倒臭いのでそのままにしています。
ところで、職業と職種はどこがどう違うのでしょうか。
本記事では、いまさら人に聞けない「職業」と「職種」について書かせていただきます。
説明が簡単すぎると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、なるべくわかりやすい表現を使っていますのでご了承ください。
また、「職業」と「職種」の違いが良くわからなくて眠れないという方は、本記事が少しでも解決策になれば幸いです。
目次
「職業」と「職種」の違い その1 全体的か部分的か
「職業」と「職種」の違い の1つ目は、全体的か部分的かです。
例えば、1つの県を思い浮かべてください。
自分が住んでいる県でもいいですし、行きたい場所でも良いです。
県の中には市町村があり、住んでいる人はどこかに所属していますよね。
この県にあたるのが「職業」で、市町村にあたるのが「職種」です。
市町村は人口が少なくなり合併などで増えたり減ったりしますが、県は明治時代の廃藩置県以来変わっていませんよね。
廃藩置県と言うのは、元々藩と呼ばれていた日本の区切りを、県に置き換えたということです。
江戸時代や幕末のドラマなどで、○○藩出身などという言葉を聞いたことありませんか。
話を戻しますが、本項では「職業」の中に「職種」があると思っていただけたら大丈夫です。
「職業」と「職種」の違い その2 固定か可能性か
「職業」と「職種」の違い の2つ目は、固定か可能性かです。
前項で県を引き合いに説明しましたが、「職業」が固定というのは理解できたのではないでしょうか。
では、なぜ「職種」が可能性なのでしょうか。
「職種」は、新たに作ることが可能だからです。
例えば、飲食業と言う職業があります。
飲食業と一口に言っても、日本料理もあればイタリア料理もあります。
厳密には日本料理なども職種ですが、長い年月が過ぎていますので職業に匹敵します。
ところが日本料理の中で、新たに中華料理の技法を取り入れた場合はどうでしょうか。
日本料理と言うことは変りませんが、中華技法バージョンと言う職種が出来上がります。
つまり、世間に広まっている名前が固定的なのが「職業」で、別の視点で可能性を広げることができるのが「職種」です。
「職業」と「職種」の違い その3 日常的か名乗り的か
「職業」と「職種」の違い の3つ目は、日常的か名乗り的かです。
例えば「ユーチューバー」と名乗れば、50代くらいまでの方はどんな職種なのか理解できますが、70代以上になると分からない方もちらほら出てきますよね。
今度は「公務員」と名乗ればどうでしょうか。
何も知らない子供は別として、将来の安定した職業だということで学生の頃から知っている場合も少なくないですし、年配の方も理解できますよね。
つまり、「公務員」は日常的に知られていて、「ユーチューバー」は名乗った際に知っているかいないかが分かれます。
この「公務員」にあたるのが「職業」で「ユーチューバー」にあたるのが「職種」です。
元々、「公務員」も「ユーチューバー」も職業で職種だと思った方は、考えすぎるとわけのわからないスパイラルに陥りますのでお気を付けください。
まとめ
いかがでしたか。
「職業」と「職種」の違いについて書かせていただきました。
文字だけを見ると、どっちがどうなのかわかりにくくなることも多いです。
そんな時におすすめなのが、絵にかいてみることです。
文字だけの説明だと、なかなかイメージがわかないことも多いです。
「職業」と「職種」の違いを考える時には、紙を2枚用意するとわかりやすいです。
1枚の紙をいくつかに切り、もう一枚の紙に乗せていきます。
切らない方の紙には「職業」にあたる物を書き、切った方には「職種」を書きます。
すると、「いやこの職業でこの職種はないだろう」というものや、「この職業でこの職種って、案外ありかもしれない」という発想が浮かぶことがあります。
もし、予想だにしない職種が浮かんで来たら、それを現実のものにしてみようと頑張ってみるのも楽しいのではないでしょうか。
今現在、世の中には色々な「職業」と「職種」があります。
働いている会社の職種がいまいちだと思えば、新たに作ってみるのも1つの選択肢です。
ただし、変な方向にやり過ぎて、わけがわからない状態にならないようにしましょう。
本記事が、「職業」と「職種」の違いを知る助けとなれば嬉しいです。
それでは、「「職業」と「職種」の違いって何? いまさら聞けない疑問を説明」の記事をここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
また、次回の記事でお会いしましょう。
<スポンサーリンク>